DIYの工具の小話(2)

いつも「家を楽しむ鉄と木の家具雑貨DIY用品」ファクトリー エッジアンドエッジをご利用いただき
まことにありがとうございます。Edge&Edgeの店主です。

中学の頃だったでしょうか。木工なるものを初めて体験したのは技術家庭の授業だったと思います。
(ところで技術家庭という教科はいまも健在なのでしょうか?)
材料はほぼ規格化されていて誰が作っても概ね同じようなものが出来上がる・・・
はずだったのですが、仕上がってみるとまるで千差万別。
手先の器用さや集中力、粘り強さ、ある種のセンスのようなものまであって、
本当に同じ材料から同じ寸法で作ったのかというほど出来栄えは人それぞれでした。
その時に作ったものは、本棚(なぜかラジオを内臓でした)と、折り畳みの椅子。
自分で採寸し、切って、組立て、研磨して、塗装をして。。。
お世辞にも上手にできたわけではありませんが、今にして思えば楽しいひとときだったと思います。

さて。他愛のない前置きになりました。
実は最近、中学のあの頃に帰って(?)再び本棚の製作に挑もうか。。そんなことを考えてます。
それなりの大きさの端材も色々な種類が手に入るので、空いた時間を使ってあれこれ好き勝手に。
などと思ったりしたものの、道具はあちこち散在したままです。

メジャー

DIYのはじまりは材料の採寸からです。

手もとにあるのはメジャーだけでした。
これではさすがに無理ですね。。あちこち探せばもう少し出てくるとは思うのですが。

そんなわけで、本棚プランに向けて探し出す、または改めて調達しておきたい工具類はこんな感じです。

■さしがね
一方の角が90度の定規です。
材料の辺に合せて直角や、正確に平行な墨付け(寸法のしるし)などをするのにほぼ必須かと思います。

■のこぎり
DIY、といより日曜大工と言って思い浮かべるトップ2が、金槌とのこぎりではないでしょうか。
マイターボックスがあると安心です。真っ直ぐに切るというのは意外とハードルが高いものです。
のこぎりの基本はとにかく「引く」です。刺身の平造りではありませんが、引く。です。

■サンドペーパー
紙やすりです。#(メッシュ)60や#120、#320など様々な番号がありますが、
数が大きくなるほど目が細かになります。
数字の小さな目の粗いほうからかけて、仕上げなどには数字の大きな目の細かいものを。です。
ちなみに#240以上なら爪磨きにも使える?とかどこかで見た気もします。
力任せにごしごしと擦らずに、力は抜いて木目に沿って軽やかに動かすのが基本。
自分の手の大きさに適度な木片(端材など)があるならペーパーはそれに巻きつけて使いましょう。
ハンドサンダー(持ち手・やすりホルダー)があると大きい面にも使い易くて便利です。

■木工用接着剤
木工用ボンド。ごく普通の(?)でいいかと思います。組立前の接着に使います。

■電動ドライバー
ネジ留めや穴開けに使います。特に女性の方には必要なんじゃないかと思います。
男性でも私のように握力(と持久性)に自信がない場合はやはり必要です。
もちろん電動以外にも、スペースの都合などから手動を使うことは有り得るのでドライバーセットは
あった方がいいと思います。

■ネジ(木ネジ)
とりあえずステンレスがいいでしょうか。長さは板厚の2倍かそれよりちょっと短いくらいが基本のようです。

■塗料
どんな材料を使うかにもよるのですが。。そこが決まっていないので。
とりあえずシンプルに。仕上げに蜜ろうワックスあたりは刷りこもうかと思います。

■クランプ
必須とまでは言いませんが、あると便利です。工作において固定しておく状態は何かと多いものです。

さてさて。仮にこれらが用意できたとして。
そもそもどんな本棚にするのでしたっけ。。形状もサイズも木材も何も考えてませんでした。
先ずはそこを考えることが先決事項でした。。

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