木の小話(2)

適材適所な木材たち

いつも「家を楽しむ鉄と木の家具雑貨DIY用品」ファクトリー エッジアンドエッジを
ご利用いただきましてまことにありがとうございます。
Edge&Edgeの店主です。

木も鉄も・・特に木というのは何か書き始めたりしますとどこまでも深みにはまり、
それはそれは実に奥深き分野なのだと痛感するものですから少々腰も引けてしまいます。
けれど気長にぼちぼちと小話できたらと思います。
そんな次第で、今回からは主に家具に使用される木材をいくつか取り上げてみたいと思います。

1) 檜(ヒノキ・桧)
針葉樹。
何といっても有名なのは木曽桧かと思います。針葉樹の中でも特に高級材とされているのではないでしょうか。
加工がしやすくて独特の香りと光沢があります。耐久性・耐水性にも優れた木材と言えます。
特にヒノキの香りは好きな方にはたまらないのではないでしょうか。(ヒノキ風呂いいですよね)
奈良の法隆寺(世界最古の木造建築物と言われる寺院)もヒノキ造りなんだそうです。
その保存性能の高さが容易に想像できますね。

2) パイン(マツ・松)
針葉樹。
その特徴は櫛が多いこと。硬くて強度にすぐれます。黒松や赤松などが有名でしょうか。
白く柔らかな木目は目にも優しくほんわかとした気持ちになります。(私だけかも知れませんが・・)
パインはその原産地によっても様々な特徴があるそうで、原産地比較してみるのも楽しいかも知れません。

3) オーク(ナラ)
広葉樹。
柾目の模様が美しい。それでいてとても堅いため狂いが少なく家具にはよく使われてます。
一見タモ材と木目が似ておりますが、オークは少しだけ粗くて虎斑(とらふ・灰褐色で点線のような模様)
が目を引きます。その堅さから建材や枕木やウイスキーなど洋酒用の樽材などにも広く重宝されてるそうです。

4) メープル(カエデ・楓)
広葉樹。
緻密な柾目が特徴的。そして何より硬く、そして重たいです。
その美しさと性質から、古くから北米などでは家具に重宝されてきたそうです。
シルクのような明るい光沢と自然な色むらがとても美しい材木と言えます。

5) アルダー
広葉樹。
やや毛並み変わりまして。上にあげたものが主には国内産ならこちらは輸入材。
柔らかく加工のし易さが特徴。ロクロの加工にも適した材木なのだそうです。
乾燥もはやいことから何となくキッチンウェア(カッティングボードやトレイ)なんかでもよく見かける気がします。

といった次第で、他にもまだまだたくさんありますが今回はここまで。
例えばどの部屋のどの家具にはこの風合いの木材がいいかな、ですとか、
どこそこに置くインテリアや雑貨はこんな色合いや木目がいいんじゃないかとか。
そしてもちろん御自身でトライされるDIYの材料選びという観点においても、
色々な木材の特徴や、その色・イメージなどが予備知識としてあると適材適所もすすんで、
よりいっそう楽しめるかも知れませんね。

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